全身病と歯周病

40歳を過ぎると、成人病をもった人が増えてきます。
特に糖尿病にかかった人は、糖尿病性歯肉炎が現われ、これを放置しますと、やがては歯周炎に移行していきます。
この他、内分泌障害、ビタミン欠乏症、自律神経失調症の一症状として現われる歯周病もあります。

歯の定期健診があなたの歯を守ります


歯周疾患に対する指導のための通院の有無別にみた10年あたりの喪失歯数
年に1回~2回は定期健診を受け、正しいブラッシング法を教えてもらったり、歯石を取ってもらいましよう。

定期健診を受けている人は、早期治療もでき、歯を失う率が少ないのです。

つめたり、がぶせたりした所から新しいむし歯ができていないかよくみてもらいましょう。

義歯は自分の歯のようには噛めません

歯がなくなっても義歯にすれば以前のように噛めるのではないかと思いがちです。
噛みくだく力は、義歯が大きいほど小さくなります。
出来るだけ自分の歯で噛みましょう。

口腔粘膜疾患や口腔がんに注意!

力ンジタ(力ビの―種)性口内炎は、義歯を使っている人によく見られます。
義歯を入れると、義歯の下の粘膜が赤くなり、義歯性口内炎になったり、健康状態が悪いなどの条件が重なると、ヒリヒリした痛みや食事ができなくなるほどの激しい痛みを起こすことがあります。

また、口の中にも「がん」ができることがあります。
半数以上が「舌がん」です。
ほかに「歯肉がん」などがあります。
合わなくなった義歯をいつまでも入れていたり、とがった修復物をいつも触っていたりすることのないように注意しましょう。

 

◎もしかしたら?と気になる場合は、
すぐにかかりつけの歯科医院か、病院などの歯科や□腔外科で診察を受けましょう。