おとなの歯が仲間入り

●6歳頃になると乳歯列の後方に第一大臼歯(6歳臼歯)がはえはじめ、また前歯の乳歯がぬけ、永久歯にかわっていきます。

●9~11歳頃になると前歯と第一大臼歯の間の歯がはえかわっていきます。この時期に顎骨の成長速度が少しおくれたり、はえかわりが早かったりすると永久歯列がみだれます。

●11~13歳頃に第二大臼歯がはえて永久歯列が完成します。

6歳臼歯は歯の王様


乳歯と生えかわるのではな<、新しく生え加わる歯で、しかも、永久歯の第1号となる歯です。
食べ物を噛みくだく力が―番大きい歯です。
永久歯の歯ならびの中心となる歯です。むし歯などで失うとまわりの歯も順き、噛み合わせもおかしくなってしまいます。

6歳臼歯を守ろう

6歳臼歯が完全に生えきってしまうまでに2~3か月かかります。
そのため今まで通りのみがき方では6歳臼歯を守ることができません。●6歳臼歯だけ別にみがきます。
●口をあまり大きく開けずに、口の真橫から歯ブラシを入れます。
●毛先を噛み合わせの部分に押しつけ、ゴシゴシとみがきます。
●お母さんが、仕上げみがきをしながら毎日見ていて6歳臼歯を見つけましょう。
●鏡を使って子供に6歳臼歯を見せてあげましょう。

よく噛み、よく食べて元気な子供

発育に必要なタンパク質を摂取するために、毎食の献立には魚、肉、卵、大豆製品のどれか1品を摂り入れるようにします。

また牛乳や小魚、海草など力ルシウムの豊富な食品を毎日与えるようにします。
偏食や食欲不振を起こさせないためにも、その日の給食と重複しない献立にすることを考慮しましょう。

おやつは栄養のバランスを考え、午乳、乳製品、糖分の少ない果物などを時間と量を決めて与えます。

子供のあごは運動不足!
子供の好きなメ二ューばかりではあごは弱ってしまいます。あごの弱い子供はお母さんの責任です。

 

歯あごは使うほど鍛えられる!

下のメニューは弥生時代の食事の内容
この食事に必要な咀嚼回数は約そ4000回。これに比べて現代の食事では620回
蛤の塩汁
川魚の塩焼き
長芋の煮物
いわしとこまえの干物
のびる
くるみ・栗
もち米の玄米
当時の弥生人と骨格を比較すると、こんなに違います。
左が現代人の骨格、右が弥生人の骨格

歯肉があぶない!

歯周病は、大人がかかる病気だと思われがちですが、最近では小学生で歯肉の病気にかかっている子供がふえてきています。

フッ素 洗口

フッ素によるブクブクうがいは、簡単で、また費用も安く、安全であり、確実なむし歯予防の効果があります。

不正咬合の治療

悪い歯ならびや噛み合わせは、食べ物がうまく噛めなかったり、見かけが悪かったり、発音がはっきりしなかったり、歯みがきがうまく出来なくて、むし歯や歯肉炎になりやすいのです。

子供の時に治しておくことが大切です。(おやっと思ったら専門医に相談しましょう)

予防填塞

歯みがきに注意しましょう

児童期の口の中は、乳歯と永久歯の両方が混じって生えているため、歯垢がたまりやすい環境にあります。

みがきにくいからと言って、いい加減にブラッシングしていると、虫歯や歯肉炎になってしまいます。

歯ブラシが上手に使えるように練習しましょう。
8歳頃までは、お母さんによる仕上げみがきが必要です。